診療科・部門

腎センター

スタッフ一丸となって患者さんをサポート。

腎センターでは、常勤医師7名、非常勤医師10名、看護師23名、臨床工学技師24名、ナースエイド7名、クラーク3名のスタッフで、安全な透析をサポートしています。現在、当センターでは81台の最新透析器があり、そのうち6台が個人用の透析装置、患者さんに合わせた透析ができる低カルシウム透析や血液濾過透析ができるHDF用装置が5台用意してあります。透析が必要な患者さんの中には、腎疾患以外の疾患を抱えている場合もあります。その際にも、血漿交換や腹水濃縮濾過ができる装置を利用するなど、疾患ごとの対応が可能です。

全ての透析機器はコンピューターによる中央監視システムで管理し、患者さんの状態をスタッフが把握。検査データは患者さんに手渡しの上、看護指導や栄養指導を行います。時間がかかる透析で退屈しないよう、各ベッドに液晶テレビが設置してあるので、テレビを見たり、ラジオを聞いたりしながら、快適に過ごしてもらえる環境作りにも力を入れています。

患者さん同士が「互いに励まし合い、元気に長寿を全うしよう」という趣旨のもと、平成3年4月につくばセントラル病院腎友会が発足しました。現在では200名近い会員が集まり、親睦を深めています。

スタッフ紹介

腎センターのスタッフは常勤医師7名、非常勤医師10名、看護師23名、臨床工学技士24名、ナースエイド7名、クラーク3名が皆様の健康のお手伝いをさせていただいています。チームワークが良く、笑顔の多い腎センターです。何より『セントラル病院に来て良かった』と思っていただけるよう努力して参ります。

施設紹介

待合室

ゆったりとした40㎡の広さを擁し、長いす、大型テレビが置いてあります。テーブルもあり、透析後などに食事を取るスペースとして御利用でき、食事は温冷庫にて保存されていますので、温かく召し上がれます。またご家族の方がお待ち頂くことも可能です。

更衣室

男子、女子更衣室ともに鍵付き個人ロッカーを完備しており、ゆったりとした空間になっています。

※透析時間 月曜日~土曜日 昼、夜間の2クール

※地域により送迎バス可能

つくばセントラル病院 腎友会

つくばセントラル病院腎友会(以下セントラル腎友会)は、透析室をオープンして間もなくの1991年4月に「互いに励まし合い、元気に長寿を全うしよう」という趣旨のもと、13名の患者で発足しました。

セントラル腎友会発足から溯る事20年当時の透析は、単なる延命手段にしか過ぎず、それとて莫大な自己負担のため「金の切れ目が縁の切れ目」と言われる時代でした。更に、透析機械の絶対数が不足しており、「空きを待つ」即ち、「誰かが亡くなるのを待つ」・・・という悲惨な状況の中で、多くの方々が空しく亡くなっていったのでした。

そんな中、1971年に、患者自らが「空しく亡くなる仲間を救え」と声を上げ、全国の仲間と連携し、全腎協が結成されました。こうして患者自らが運動の主体となるという、歴史上初の患者運動が展開されたのです。

全腎協の活動はめざましく、医療費の公費負担を勝ち取り、人工腎臓の拡充を推進し、今日の「老若男女の別なく誰もが安心して透析を受けられる医療制度」を確立しました。私達セントラル腎友会もこの全腎協の一員で、透析医療を守り発展させる運動を続けています。

13名でスタートした腎友会も現在170名程で、茨城県内でも大きな腎友会のひとつとなりました。4月に総会と学習会を兼ねた交流会、日帰り旅行、ボウリング大会等で交流を計っています。又、年に一度はスタッフとの懇談会を設け、より良い透析室作りを目指しています。(現在、コロナ渦において中止中)そしてこれらの情報は、毎月発行される新聞「セントラル」で全ての患者に報告されます。新聞「セントラル」は、交流の場であると共に、知識と情報の交換の場でありたいと願っています。

病院及びスタッフの皆さんの御理解と御協力のもと、更に充実した腎友会活動を目指して頑張っていきたいと思っています。

新聞「セントラル」