診療科・部門

腎センター

スタッフ一丸となって患者さんをサポート。

当センターには、常勤医師6名、非常勤医師10名、看護師22名、臨床工学技士26名、ナースエイド8名、クラーク2名のスタッフが勤務しています。透析関連の有資格者や経験豊富なスタッフが多く在籍しており、安心・安全な透析をサポートしています。

当センターは透析装置を81台所有(そのうち5台は個人機のため患者さま毎に透析液濃度を調整可能)しています。

全台で超純水透析液を使用したOn-line HDFが可能であり、透析効率・栄養状態・残腎機能などを踏まえ、必要な方には積極的に実施しています。

※On-line HDFとは、血液透析+血液濾過を合わせた治療法で、より多くの老廃物の除去が可能な治療法です。合併症の予防や以下の内容の治療効果が期待されています。

  • ・透析中の血圧低下
  • ・透析アミロイド症予防
  • ・関連の骨・関節痛
  • ・皮膚のかゆみ
  • ・イライラ感
  • ・食欲改善
  • ・レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)

日々の身体状態を把握するため愁訴を中心としたアンケート調査を定期的に実施しています。アンケート結果を基に愁訴に対応した透析条件の検討を行い、患者さまの透析ライフがより良い時間になるようスタッフ一同が努力し合っています。

当院の特徴

施設紹介

透析時間

午前(8:40~14:30)

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緊急対応
のみ

午後(14:40~21:40)

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午前
(8:40~14:30)
午後
(14:40~21:40)

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緊急対応のみ

緊急透析は日曜日含め24時間夜間帯も対応しています。

セントラルフレンズ

セントラルフレンズとは地域医療の充実と健康満足を目的に、かかりつけ患者さまと病院で創る信頼と友好の組織です。

セントラルフレンズ会員(入会・年会費無料)の透析患者さまは時間外救急診療に『病院救急車』を24時間365日無料でご利用いただけます。

※対象地域は車でおおよそ30分の場所

災害対策

透析基幹病院及び災害拠点病院として災害に備えた取り組みを行っています。

非常用発電機をはじめ、地下井水システムを完備し、ライフラインの途絶時も血液透析が実施できるように環境を整備しています。

スタッフ紹介

常勤医師6名
非常勤医師10名
看護師22名
臨床工学技士26名
ナースエイド8名
クラーク2名

☆透析技術認定士など資格保有者も多数在籍しています

設備紹介

フロア

当センターのフロアです。
ベッド間は患者さま同士が近すぎない距離を保って配置しています。

テレビ

13.3インチの画面のテレビ(BS対応)がベッドに備え付けられており、テレビカードを購入して頂く事で観ることが可能です。(1分10円)。
無料の院内放送では透析関連の内容を視聴出来ますのでご利用下さい。

待合室

40㎡の広さを擁し、長椅子・テーブル・手洗い場が配置されています。

更衣室

男子、女子更衣室ともに鍵付き個人ロッカーを完備しています。

透析装置

2025年3月に最新の透析装置(on-line HDF対応)を導入しました。
装置には以下のモニタリング機能が備わっています。

・循環血液量変化率(⊿BV)

除水による血液濃縮をリアルタイムに確認する事が出来ます。血圧低下の早期発見や除水速度は速すぎていないかの判断材料に活用しています。

・ヘマトクリット(Ht)値

リアルタイムに確認する事で血液が濃くなりすぎていないか判断が出来ます。造血剤の投与量や透析治療条件の見直しに役立てています。

・再循環率

シャント血流量の低下や脱血側・送血側の回路接続間違いの早期発見が可能です。

・体外循環血流量(LDQb)

針からしっかり脱血出来ているか画面に数字として表示されるようになりました。

・透析量モニタ

透析効率を示す標準化透析量(Kt/V)を連続的に画面に表示する事ができ、しっかり透析出来ているかの判断材料となります。

これらの多彩な機能により、今まで以上に安全で効率が良い透析を提供する事が可能となりました。

シャント管理

当センターでは、エコー装置を4台常備しています。

穿刺困難なシャントや動脈表在化に対してエコーを使用する事で、安全かつ確実な穿刺を実現しています。当院では、臨床検査技師によるシャントエコーを年1~2回定期的に実施しています。

さらに、シャント音が微弱または聴取不能な場合には、臨床工学技士が即座にシャントエコーを実施できる体制を整えており、トラブルの早期発見・対応が可能です。

透析導入に必要なシャント造設・カテーテル留置から、狭窄・閉塞などのトラブル対応まで、すべて自施設内で完結できる体制を構築しています。これにより、患者さまは他施設への外来受診や搬送を行う必要がなく、迅速な処置を受けることが可能です。

年間あたり、シャントPTAは約250件、透析用カテーテル留置は約60件実施しています。

自施設の患者さまに限らず、他施設からのご紹介も多数対応しております。

腎臓リハビリテーション

当院では、各患者さまの身体状況に応じた有酸素運動およびレジスタンス運動を実施しています。運動療法に使用する機器はエルゴメータ2台、その他ゴムバンドや内転筋トレーニング器具などを揃えています。透析中や透析前後の運動療法を通じて、筋力維持・生活機能の向上を図っています。

また、ご希望に応じて当院リハビリセンターにて、理学療法士による専門的なリハビリテーションも提供可能です。これにより、透析治療と並行して身体機能の維持・回復を総合的に支援する体制を整えています。

フットケア

フットケアは、足の血行不良や末梢血管障害、免疫力低下などにより生じる足のトラブルを予防し、早期発見・治療することが目的です。

特に透析患者さまは動脈硬化が起きやすく、足の血流不良・しびれ・痛み・歩行困難・潰瘍などの危険が高くなります。また、下肢の動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中などの全身の動脈硬化とも関連しています。そのため、当センターでは月1回または月2回(糖尿病で足に傷がある方など)足を観察させて頂き、早期発見・早期治療に努めています。

栄養指導

定期的(2ヶ月毎)に管理栄養士による栄養指導を実施し、患者さまの栄養状態の維持・改善に努めています。

また、看護師と栄養士が連携した患者栄養会議や臨床工学技士による透析条件の見直しも定期的に行っています。

このように、透析治療と栄養管理の両面から、患者さま一人ひとりに寄り添った医療を提供しています。

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各種検査

透析効率や自己管理状態を把握し、合併症の早期発見のために定期的に以下の検査を実施しています。

  • 血液検査 月2回
  • 胸部レントゲン 月1回
  • 心電図 3か月に1回
  • 感染症スクリーニング検査 6ヶ月に1回
  • シャントエコー検査 6か月に1回
  • 心臓超音波検査 6か月に1回
  • 腹部超音波検査 年1回
  • ABI(四肢血圧測定) 年1回
  • 骨密度 年1回

カルテコ

当院では診療情報閲覧システム『カルテコ』をご提供しています。カルテコは、自身の診療情報や健診情報を保管し、スマホやパソコンなどでいつでもどこでも閲覧できるサービスです。

〈閲覧可能な項目〉

  • 透析前後の体重
  • 血圧
  • 透析条件
    (ダイアライザ名、ドライウェイト、血液流量など)

〈活用場面〉

  • 災害時や緊急時
    ⇒ 他施設での治療時に役立ちます
  • 旅行や出張時
    ⇒ 他施設での透析時にいつもの透析条件や血圧が確認可能です
  • 日常の自己管理
    ⇒ 体調管理や治療の振り返りを行う事が出来ます

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送迎エリア

ご自身やご家族による通院が困難な方は、無料送迎サービスをご利用ください
2024年8月から車いす送迎も行っていますので、必要な方はお気軽にご相談下さい。

中心地域

牛久市

一部地域

龍ヶ崎、阿見町、取手市、稲敷市、土浦市、つくば市

※その他の地域に関してはご相談ください。

つくばセントラル病院 腎友会

つくばセントラル病院腎友会は、透析室をオープンして間もなくの1991年4月に「互いに励まし合い、元気に長寿を全うしよう」という趣旨のもと、13名でスタートしました。現在は200名近い会員が集まり、茨城県内でも大きな腎友会のひとつとなりました。

新聞「セントラル」は、腎友会役員が毎月発行しており、腎友会の皆様に透析の知識などの情報を提供しています。

腎友会総会では腎センタースタッフを含めた学習会で交流を深めています。病院及びスタッフの理解と協力のもと、更に充実した腎友会活動を目指して頑張っていただければと思っています。

新聞「セントラル」

問い合わせ

社会医療法人 若竹会 つくばセントラル病院
〒300-1211 牛久市柏田町1589-3
TEL. 029-872-1771(代表)
FAX. 029-874-4763