この度、セントラル腎クリニック龍ケ崎の院長を拝命しました山口直人と申します。ここに謹んでご挨拶申し上げます。当クリニックは、つくばセントラル病院と密接に連携する腎透析医療中心の施設として約15年以上の実績を誇ります。これも地域の住民の皆様や医療機関各位からの多大なる御支援、ご厚情の賜物と拝察しております。若竹会竹島徹前理事長より引き継がれている「一人の人を大切にする慈愛の医療と福祉の活動に徹する」の理念を胸に、重責を痛感し、身の引き締まる思いでございます。
当腎クリニックは、つくばセントラル病院本院や他病院様からのご紹介をいただいた維持透析対応クリニックですが、腎臓内科や透析科領域のみならず、循環器科、血液内科や総合内科の各専門医(非常勤医を含む)がそろっています。さらには本院間との救急搬送体制を活かした緊急血液検査や超音波・CT・MRI等の各種画像検査、及び本院多診療科との密接な連携医療が特徴です。今後は、地域医療機関皆様各位との多彩な協働医療体制へも、ますます貢献させていただければと存じます。
当クリニックには、患者さんへの思いやり深く、才能豊かで人間味あふれる多彩な高度専門職者がそろっています。最新の医学医療の知識や技術を皆様に還元する意欲にもあふれています。職員一丸となって、地域の皆様から益々信頼され、愛される施設を目指したいと存じます。どうか一層のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
セントラル腎クリニック龍ケ崎は、人工透析を中心とした診療所で、最新の透析機器を設置しています。透析監視装置は65台あり、オンラインHDF・I-HDF・β2-MG吸着療法など、さまざまな透析治療に対応しています。また設置主体であるつくばセントラル病院との連携を密にし、アクセストラブルや入院が必要な場合は速やかに対応を致します。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
朝 8:50~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
夜 ~20:30 | ○ | ○ | ○ |
休診:日曜日 ※祝祭日は行っております。
治療内容
送迎をご希望の方は、お電話にてご相談ください
※地域によっては送迎が困難な場合があります。
※車いす使用や介助が必要な患者さまはご相談ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30~受付 9:00~11:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
休診:日曜日、祝祭日、年末年始(12/29~1/3)
診療科:一般内科
送迎:一般内科受診の患者さまへの送迎は行っておりません
当院へ通院される際は、引き続き院内でのマスク着用のご協力お願い致します。
当院の感染対応は、以下の項目について取り組みをしております。
院内環境・クリニック全体での取り組み
透析治療中の取り組み
職員感染防止の取り組み
その他
※当院での環境清拭消毒には塩素系除菌洗浄剤のクロスを使用
当院では地震や火災など災害発生時でも落ち着いて対応できる様に災害訓練を行っております。透析中に災害が発生し治療の継続が不可能となった場合には、安全かつ迅速な返血作業と避難誘導が求められます。そのためスタッフと患者さまが協力して災害訓練を実施しています。
透析患者さまは毎月定期的な血液検査(採血)を行っています。採血の結果を基にカンファレンスを行い、透析条件・使用薬剤の見直しなど治療方針について検討しています。
透析治療を受ける患者さまは血管が傷みやすいという特徴があり、血管の壁が硬く変化して細くなり、血液の流れが悪くなってしまいます。合併症として脳梗塞や心筋梗塞はよく知られていますが、意外と知られていないのが足の病変です。血液が流れにくくなるので初期はしびれや冷感、だるさや痛みなどの症状が現れます。
また血液が末端に届けられないために傷が治らず、感染を起こすと潰瘍(かいよう)化して悪化すると壊疽(えそ)となり、足の切断にまで至る事があります。当院で行っているフットケアは、この様な足の病変をいち早く発見し治療をして、普段の生活の中で注意する点などをお伝えしています。当院では全ての患者さまにフットケアを行う担当看護師が割り当てられており、定期的に足の状態(爪・水虫・傷など)をチェックしています。
透析患者さまは腎臓の機能が悪くなり体内の老廃物を排出しにくくなっています。またカリウム(K)やリン(P)など本来は尿と一緒に排出され、常に一定の濃度を保つようになっている物質もコントロールができなくなります。当院では透析患者さまに対して日々食生活で注意するポイントや、調理する際の工夫など、管理栄養士が定期的に指導しています。
また、季節ごとの食べ物や飲み物、外食についてもアドバイスを受けることが出来ます。特に透析患者さまが注意すべき代表的な食べ物に塩分・水分・カリウム(K)・リン(P)があります。しかし注意が必要との考えから食べるのを控えたり、偏食になってしまっては意味がありません。栄養不足にならないことも重要なことなのです。食事について気になる事はお気軽にご相談ください。
新聞「セントラル」とは、つくばセントラル病院とセントラル腎クリニック龍ケ崎の透析患者さま向けの新聞です。透析患者さまが創設した患者会「腎友会」の役員の方が手作りで毎月月初めに発行しています。透析患者さまの情報共有手段として1993年7月から今日まで続いています。内容は会員やスタッフの紹介、腎友会の行事のお知らせ、勉強会や腎友会の活動報告、スタッフとの懇談会の報告など多岐にわたります。このような取り組みは茨城県にある腎友会ではセントラル腎友会だけで、全国的にも大変珍しいことです。
~セントラル腎友会より~
新聞は腎友会の会員・非会員問わず全ての患者さんに配布しております。透析について多くの悩みや不安を抱えている患者さんへの解決の糸口に繋げたいとの理念のもと誕生した新聞「セントラル」は、今後も患者さんの情報手段として配布していきたいと考えています。
当院では日機装社製多用途透析装置DCS-100NX 59台、DCS-200Si 3台、個人用多用途透析装置DBB-100NX 3台 東亜DKK社製溶解装置 AHI-701 1台、BHI-701 1台、ダイセン・メンブレン・システムズ社製透析用水装置作成装置SHR-83-WROSを保有しています。
検査室では超音波画像診断装置、12誘導心電計、血圧脈波検査装置を備えており、臨床検査技師が心エコー、腹部エコー、心電図、ABI等の検査を実施しています。
X線室では診療放射線技師が各患者さま月1回、胸部レントゲン検査を実施しています。
シャントは透析患者さまにとって大切な命綱です。大切な命綱を守るため、当院では超音波エコー検査を適宜行っています。当院ではFUJIFILM社製超音波診断装置FC1を1台保有しており、血流量測定や血管に狭い所が無いか等、ベッドサイドで迅速に検査を行う事で、シャントトラブルへの早期発見が対応可能です。また2021年7月にFUJIFILM社製ワイヤレス超音波画像診断装置iViz airを導入しました。こちらはエコー下穿刺に特化した超音波画像診断装置となっております。小型のハンディエコーとタブレットの構成で省スペース化された事で操作性が向上し、穿刺困難症例に対してスムーズに穿刺が出来ます。
当院では、ニプロ社製HD-03(透析モニタ装置)、東レ社製MLT-550N(身体組成分析装置)を保有し、臨床工学技士より以下の検査を実施しております。
血液回路にセンサーを取り付けるだけで、容易に実血流量、シャント流量、再循環率、心拍出量の測定が可能です。血液回路に挟み込んだセンサーは、上部のセンサーから超音波信号が送信され、血液回路を横断して下部のセンサーによって受信されるまでの時間を測定します。上部、下部のセンサーは、交互に送受信を行います。血流量方向に対して順方向では速く、逆方向では遅くなり、超音波の伝播時間に差が生じることとなり、この伝播時間を利用して血液流量を測定します。
人体では感知できない微小な電流を流し、脂肪、筋肉、体水分の電気の流れやすさの違いで水分量や骨格筋量などを測定する事ができます。測定された水分量(細胞外液率)で、ドライウェイトの評価を行うことが可能です。
地下水膜ろ過システム、自家発電装置を備えることにより、断水、停電に対応できる災害に強い施設づくりを行っています。
当院では、タクロウ管理工業社製の地下水膜ろ過システムを採用し、さまざまな処理を施すことで上水道としても医療用水としても使用できる安全性を確保しています。
タクロウ管理工業ホームページ:http://www.takurou-k.com/about.html
更に茨城県南水道企業団からの取水ルートを設けており、地下水の急な水質悪化にも対応出来るよう、対策を講じています。
当院では東京電機社製の135kVAの容量を持つ自家発電装置を採用しており、停電時にも安定した電力供給が可能です。
株式会社 東京電機 ホームページ http://www.tokyodenki.co.jp
建物 | RC造 地上2階建て(1階944.75㎡ 2階509.47㎡) |
---|---|
建築面積 | 980.25㎡ |
延床面積 | 1454.22㎡ |
患者さんは医療者と共に病気と対峙するパートナーであり、相互の信頼と協調のもとに以下の権利を持つ。
上記の精神にもとる行為や態度が私たち職員にあると思われる時には、病院窓口にご意見をお寄せください。
TEL. 0297-62-1212 0297-62-1212
FAX. 0297-64-1117
TEL. 029-872-1771 029-872-1771
FAX. 029-874-4763