わかたけヘルスケア
システム

一般社団法人 わかたけヘルスケアシステム
代表理事 挨拶

日本では、人口の減少、高齢者の増加、そして近い将来の働き手世代の減少は大きな社会問題となりつつあります。政府や厚生労働省は、その解決の一手段として「地域包括ケアシステム」を立法化しました。高齢者が自分の能力に応じて住み慣れた地域で自立した日常生活を送れるように、医療や介護、介護予防、住まい、生活支援サービスなどのケア提供体制を整えることが内容です。

高齢者にとって医療と生活・介護は切り離せません。だからこそ、医療と介護の密接な連携を目指して「複合体」を形成しました。複合体とは、医療や介護、福祉のサービスや組織運営を一体化・包括化した経営グループのことです。この複合体において、ネットワークづくりを進めてきました。

一方、厚生労働省は2018年診療報酬改定で医療機関の複合体化を奨励しました。これは、地域密着型の複合体が単独施設よりも地域包括ケアや地域づくりに積極的に参加できると考えたからです。実際に、地域包括ケアネットワークでは、複合体が中心的な役割を担っています。

2022年11月に土浦リハビリテーション病院 介護医療院が開院したことを契機に、社会医療法人 若竹会と社会福祉法人 若竹会を医療と介護で一体化させて、「わかたけヘルスケアシステム」を設立しました。このグループでは、医療から介護へシームレスなケアを提供することで、地域医療・福祉に貢献することを目指しています。また、職員の教育や研修、組織の改善や革新などにも力を入れています。

私たちは、『一人の人を大切にする慈愛の医療と福祉活動に徹する』との経営理念を掲げています。患者さん・利用者さんファーストであることを銘記した上で、利便性や移動のしやすさ、スピード、安心感や親切さなど、信頼性の高いサービスを提供することを目指して参ります。また職員一人一人が経営者の意識を持って収支や事業運営を考えることができるようにアメーバ経営手法を導入しています。

このように、「わかたけヘルスケアシステム」は、地域の安心安全の灯台として、医療と介護の一体化による高品質なケアを提供することで、社会に貢献していきたいと考えております。

竹島 徹
一般社団法人 わかたけヘルスケアシステム
代表理事
金子 洋子