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摂食・嚥下障害患者の治療を行うには、客観的に障害の程度を評価することが大切です。当院では嚥下造影VF検査を2012年7月より摂食・嚥下障害が疑える患者に行っています。現在の検査機器は日立製:汎用X線透視診断装置 CUREVISTAを使用しています。
検査の方法は、嚥下障害の疑いのある患者様に対し、エックス線をもちいて食べ物の飲み込みの様子を観察するもので、外からでは分からない飲み込みに関する器官の動作を観察し、飲み込みにくさの原因について調べます。そして姿勢。・食形態・食事方法より、より良い食事について検討していきます。
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
検査の際は自由に角度を変えることができるVF用椅子に座り検査いたします。結果はDVDに記録しスタッフ・患者・ご家族にお見せし、嚥下障害の状態を理解しいただきその後の方針を決定するために用いています。所要時間は約30~60分程度です。
食事の時ムセル、食事に時間がかかる、嚥下がうまく出来ないなど、嚥下障害が疑える方は歯科口腔外科またはリハビリ科までご相談ください。